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ゆめゆめ
Music - tamon
Movie - 薬屋
LYRIC
街が鈍色に沈んで
瞼の裏側の世界です
形のある解は二つ
閉じた窓越しの気温で
熱を奪われるティーカップ
名残りばかり谺する身
言葉にしたことから順繰りに
生きている心地を失くしてゆく
愛想笑いをしつらえた遊び
あなたはいつも答えを急かす
今私を出し抜いて
軽やかな身振りで切り裂いて
間違った物語を想像しないで
まどろみに濡れる傘下
若さも褪せてゆくならば
どこまでも虚しいだけね
花が開くのを見てみたい
それがささやかな願いです
名前の無い方程式
枯れたその様は無粋で
とても愛でられたものではない
同じことをいつも通り
日々はひたすらに歩みを進め
顧みることを知らぬ模様
因果と時空の狭間をめがけ
私は一人眠りに就く
正しさを認めないで
鮮やかな光を向けないで
目覚めないこの時だけ相対していて
戯れに触れる態度
余所見ばかりしているから
いつまでも苦しいよね
あの電車を見送ったまま佇む汀
夢のまた夢
味わいは魅惑の筋書き
さながら腕白な引力
また今度会ったその時は
恥じらう素振りひた隠すから
正しい間違いが音を立てて
崩れる僅かなサニティ
今私を出し抜いて
軽やかな身振りで切り裂いて
間違った物語を想像しないで
まどろみに濡れる傘下
若さも褪せてゆくならば
どこまでも虚しいだけ
そんなことわかっているでしょう
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